皆様こんにちは、こんばんはJUNKです
私はちょこちょこついっちでフリーゲームを配信プレイしていますが、
今回はあの雪しまく血で有名なNakalaboさんの最新作(2021/10/1リリース)の
十二ヶ邸というゲームをやりました。
ネタバレ少しありで紹介していきます。
舞台は神戸の異人館にある資産数百億の遺産があるというベイカー家の館です。
その当主であるベイカー・修二郎氏が亡くなり、その莫大な遺産の相続に関する遺書を
発表するという話を聞き、新聞記者である主人公がネタを集めに向かうことになります。
宝石商で財を成したというが宝石で本当に数百億も遺産があるのか!?
と思わずツッコミを入れたくなる気持ちを抱き、館に足を踏み入れます…
十二角形というなかなか聞いたこともない、なんとも珍しい間取りの部屋割りでベッドどうやって置いてんだ!デッドスペースめっちゃできるだろ!しかもこんなでかい建物で木造!?という数々の疑問を置いてけぼりに話は進んでいきます。ちなみに十二角形はこんな形
円周をグルっと廊下が周りドアがある形になります。部屋の先っぽどうなってんだ!
主人公は兵庫新聞社の記者で若き女性小宮あがさ。
優しさと冷静な推理力を持つ、主人公にうってつけなキャラクターであり、この物語の全くの部外者にして図々しくも館に入り込むふてぶてしさも併せ持つ主人公にうってつけなキャラクターである。
そして容疑者であり、被害者になる11人のキャラクターがでてくる。
①物腰柔らかい上品で小柄な白髪交じりの執事、鳥尾さん(一流ホテルの元バーテンダー)
②アルバイトしている素朴な顔とおさげ頭のメイドの女性、佳川さん(よしかわさんである間違えてはいけない)
ここからは遺産相続に関係するベイカー家の親類面々
③小太りで目つきの鋭い中年の男、財前貴文さん。インターネットの将来性を見極めウェブサイト作請負から莫大な富を築いたIT社長兼コメンテーター
④財前社長の恋人であるヨーロッパ系の美人金髪外国人エリーゼさん
⑤50歳くらいで体格の良い上品な弁護士若林卓郎さん。大手四大法律事務所から独立
⑥上品な顔立ちのマダムで若林さんの奥様優子さん
⑦世界的目じりを跳ね上げたキャットアイラインに真っ赤な口紅が特徴的なファッションデザイナーのミエ・ミタムラさん
⑧ミエ・ミタムラさんの子供双子の真樹さん。美樹さん。そっくりな顔立ちをしているが真樹のほうが大人びて見える。愛想笑いできるのが真樹、無愛想なのが美樹
⑩横浜で大学に通っている二階堂爽太さん。経営学を学んでおり、鋭い推理と冷静さを持っている。
⑪30代半ばでミステリー日本大賞を受賞している和服の男藤堂さん芥川賞も狙えると言われている。
④エリーゼさんと⑥優子さんと⑧、⑨の真樹さん美樹さんは付き添いで実際の候補者7名
以上華麗なる一族の次期当主を決める遺産相続を元に物語が進む
会合を前に一通の手紙が届く
うらぎりものはさばきをうけよ
はがきにはそう書かれていた
しかもここベイカー邸は配達困難地であり日本郵便が届かない場所であり
きちんと消印まで押されているという…そんな下準備必要あんのか!
とはがきの脅迫文よりも、用意周到な犯人の細かさに恐怖を抱くJUNK
そして遺書を発表する会合が始まる
制限時間内に実印を見つけたものが遺産相続の権利を持つという
しかもその間敷地内から出てはその権利を失うという
さらに、誰も見つけられない場合は執事の鳥尾さんが相続するという衝撃の内容だった
かくして、親族の醜い実印探しが始まった。
惨劇の始まりとともに…
あるものは屋敷内を探し回り、あるものは庭を掘り返し…
彼らにはもう遺産しか見えていなかった…
それは犯人の思惑通りなのだろう…
みんな自分が次期当主になりたいため、単独行動を繰り返す…
それ故、みなアリバイがなく、部屋から出ないでといっても部屋を抜け出すという
負のループにはまる
あなたは真犯人を見つけられるか!
と、そんなゲームです。是非やってみてください
私は一週目で全員死亡しましたので、難しかったです…
全員が死亡しており最後の生存者を主人公あがさが殺すENDという取り返しのつかない事件となってしまいました。
真犯人がわかっても、十分な情報がなければ真犯人には辿りつけません
犯人を決めつけない
文章早送り機能が快適で二週目以降は一瞬で終わらせれるので真相に辿りつくのはラクでした
しかしベストエンディングにいくのに知っていなければならない情報が多数あるので、事件の真相、犯人の動機が明らかになるENDは難しいですね…
- 脚本
- 4点 視覚
- 4点 音楽
- 5点 操作
- 5点 独創
- 4点 スッキリ 4点
クリア時間4時間くらい
遺産相続の渦中に館に入り込む野次馬主人公として物語に入り込めたので、状況を楽しむことができ、面白かったです。
シルエットもしっかり作られているので、かまいたちの夜みたいなゲームが好きな方には良いと思います。
推理するようなトリックは特になく、犯人しかできないことや、死体の描写から真犯人を見つけれるようになっているので、ガッツリトリックを暴きたい金田一くんやコナン君が好きな人には物足りないかもしれません。
どちらかというと事件の真相や動機など、小説としての物語の面白さを重視する人はやってみてはいかがでしょうか?
殺人事件だけをみると、さすがに無理だろうと思う箇所もあり、
返り血浴びるだろうとか、そんな短時間で誰にも見られず連続殺人できるかいな
などというアナリストには向いていないでしょう…
それすらも荒唐無稽に楽しめる人こそフリーゲームを楽しめるのだから…
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